はじめに
ビットコインは2009年10月に日本円で1BTC=約0.07円で取引されてから、2017年11月時点で80万円以上の価格になっています。
恐ろしいことにビットコインはまだまだ上がると言われており、2017年末に10000ドル (約110万円)まで上がるのではという未来予測もあります。
最初は1円にも満たなかったビットコインが100万円になるかもしれないというのは不思議ですよね?
なぜここまで価格が上昇するのか理由を調べてみました。
- 発行枚数が2100万枚と限られている
- 実店舗も続々ビットコイン決済に対応
- 銀行を持てない人の「資産」
- 発行元がない
- ビットコインマイナー(ビットコイン採掘者)
- ビットコイン開発者
- ビットコインは金融危機に強い
- ビットコイン長者が続出
- ビットコインの買い方
発行枚数が2100万枚と限られている
ビットコインは最初から2100万枚と発行枚数が限られています。
その希少性の高さからデジタルゴールドとも呼ばれています。
ビットコインはドルや日本円のように勝手に刷って増やすことができません。
これが上昇の大きな要因で、ビットコインを欲しがる人、つまり需要が多いほど価格が上がる仕組みになっているのです。
実店舗も続々ビットコイン決済に対応
日本でもビックカメラ、コジマ、ソフマップ、メガネスーパーなどビットコイン決済に対応するお店は増え続けています。
参考記事
最近では日本で仮想通貨法が施行され、ビットコインは貨幣となりました。
また、日本だけではなく他国でも法整備が進みつつあります。
海外ではコンビニや自動販売機でビットコインが使えるようになるなど、需要は増え続けています。
銀行を持てない人の「資産」
世界で銀行口座が作れない人は約20%と言われています。
戸籍がなかったり身分証明手段がないためです。
しかし、銀行口座がなくてもビットコインは資産として個人で管理できます。
ビットコインは個人のウォレット(財布)で管理します。
ウォレットにはアドレス(口座番号) があり、インターネットを介し自分のアドレスへビットコインを送金することで、安全に管理できます。
これは銀行や国や企業を介さず、ビットコインの送金ネットワークに格安orほぼ無料の手数料を支払うだけで送金することができます。
そして数十秒〜数分で世界中どこにいてもビットコインは届きます。
スマートフォンさえあれば銀行口座がなくても超高速で送金でき、安全に資産管理できるのです。
フィンテック (金融革命) の中でも注目され、ビットコインがお金の革命と言われる理由がここにあります。
発行元がない
ビットコインの大きな特徴として発行元が存在しません。
円やドルや電子マネーのように国や企業が発行しているのではありません。
これは非中央集権通貨と呼ばれます。
ただし、ビットコインの送金、取引記録の管理をする人達 (マイナー) やビットコインの開発者が存在します。
ビットコインマイナー(ビットコイン採掘者)
マイナーは取引記録が正しいか検証した結果の報酬 (マイニング) のために大量のコンピューターを働かせてビットコインネットワークを保守しています。
検証された取引記録はインターネットから誰でも見ることができます。
どのアドレスがいくらビットコインを持っているか、いつ取引してどこへビットコインを送金したか、すべて記録されているのです。
このため世界中のコンピューターを同時にハッキングしない限りビットコインの取引記録を改ざんすることはできません。
現実的には改ざんは不可能です。
ビットコイン開発者
ビットコイン開発者は自分のビットコインをより価値のあるものにするため、また国に頼らない通貨の理想のために有志がオープンソースで開発しているのです。
この非中央集権性がビットコイン最大の特徴であり、価格が上がった理由でもあります。
ビットコインは金融危機に強い
ビットコインは2013年のキプロス金融危機の際に爆発的に価格が上昇しました。
資産の逃避先としてビットコインが注目されたのがちょうどこの頃です。
そこでEUがキプロス政府に突きつけた条件が、キプロス中の銀行口座にある預金から、税金の名目で救済資金を強制徴収すること。言ってしまえば、預金を市民から取り上げる暴挙でした。
引用:預金に一律課税!?キプロスで発生した「ありえない話」
この時キプロスは預金に課税をかけて強制的に国民からお金を徴収しました。
また、現金が引き出せない取り付け騒ぎも起こりました。
銀行ではなくビットコインに資産を逃がしていた人だけが課税を逃れ、現金を引き出すことができ、助かったのです。
国や金融機関に支配されていないビットコインの強みですね。
日本も1000兆円超えの借金がありますからあまり他人事とは思えませんね。
「預金に課税」は日本では「起こるかもしれない」程度ですがキプロスでは「実際に起こったこと」なのです。
ビットコイン長者が続出
日本にはほどんどいませんが、ビットコイン長者が世界中にいます。
クリストファー・コッホは2009年に買った3000円分のビットコインが1億円。
フェイスブック発明者ウィンクルヴォス兄弟は推定資産11億円にもなっています。
(※どちらも2014年時点での価格)
各国の投資家はまだまだビットコインは安いと考えています。
そういう意味ではビットコイン投資はチャンスがあると言えます。
ビットコインの買い方
ビットコインはマイニングで貰うことができますが、高性能な専用コンピューターと大量の電気代、そして専門知識が必要です。
マイニングは電気代の安い国で盛んです。
日本は電気代が高く、ビットコインをマイニングできるような機材は数十万円はするのであまり現実的ではありません。
しかも年々機材が新しくなるので買い換えていかないと過酷なマイニング競争についていけません。(この熾烈な競争がビットコインネットワークを守っています。)
最初はビットコイン取引所で買って投資し、値上がりを期待する方が良いでしょう。
こちらに簡単なビットコイン取引所の比較を置いておきます。
実際に取引しているのでかなり正確だと思います。